Porsche Carrera Cup Japan 2018 第11戦

鈴鹿サーキットにてPorsche Carrera Cup Japan 第11戦が開催されました。

【第11戦】

予選10月6日

天候:曇り コース状況:ウェット/ドライ

9位 #77浜崎 大 タイム2’11.432

11位 #21高田 匠 タイム2’11.627

決勝10月7日

天候:晴れ コース状況:ドライ

5位 #77浜崎 大 

DNF #21高田 匠 

ドライバーコメント

浜崎大

「練習走行では完全ドライでクラス2位。ブレーキバランスを大幅に変更することで、今までよりも ブレーキを遅らせることができる上に、クリッピングまで強い踏力を残せる事で、タイムアップが可能となりました。

予選は雨。しかし天気はどんどん回復の傾向にあるので、思い切ってドライタイヤでスタート。晴れ始めたかと思ったら、西コースでは雨!戸惑いが生じピットに入りエア圧の調整もできず、ひたすら走り続ける失態を起こし、予選はクラス9位。
決勝は前のコースアウトもあり、クラス5位でフィニッシュ。
今回はレースウイーク前の練習で、好タイムをマークしておりましたので、かなり意気込んで臨みましたが、なかなか思い通りにはいきません。
来年も出場する予定ですので、冬の間に走りこむようにして、来年のカレラカップに万全の体制で臨みたいと思っております。
1年間お世話になりました。ありがとうございました。」

高田 匠

「 ついにこの晴れ舞台にして2018年の最終戦を迎えるにあたり、今年一年Gulf Racing 様に多大なるフォローをいただき、この場に立たせていただいたことに厚く御礼を申し上げます。

 今までのレースレポートにもありましたが、練習が思うようにできないうえにレースウィークでさえも時間の都合もありなかなか走れなかった自分を振り返り反省とともに、今後のレースに対しての姿勢を改めて考えさせられた1年でもありました。

 そんな中でもこのF1という大舞台のサポートレースに参加できることに喜びを感じつつ、この場での自分の立ち位置を認識し、喜びをかみしめながら臨むレースとなりました。

現場ではGRチームオーナー国江さんにもお会いすることができ、少しの時間をお話させ頂きました。その際に、“何よりもレースを楽しんで来い!”と心強いお言葉と共に励ましをいただけました。

そのお言葉は非常に私自身の緊張した気持ちをほぐしていただき、非常に肩の力を抜いた形でレースに臨むことができました。

チームメイトであり、ライバルでもある浜崎選手とともに、2018年有終の美を飾れるようにこ事に誓ったのは言うまでもありません。

今回の戦いのレーススケジュールとして、どうしてもF1が主役ゆえに本来2戦を予定していたレースが当日1戦になってしまいいささか残念な気持ちがあるのですが、金曜日にフリーラン45分1本、土曜日予選、日曜日レースと非常にゆったりとしたタイムテーブルで進むことになりました。

フリーラン1本目では、全体の中盤のタイムを刻み、走り始めとしては決して悪くない手ごたえを感じました。

しかし、途中赤旗中断となりフリーランはわずか15分程度で終了となりました。これもレースです。実は今回の戦いを踏まえ2週間前に鈴鹿で練習があり、走っていたことも肩の力を抜いて走れてよかったです。

予選: こんな感じで力を抜いて予選を迎えましたが、これがまた雨が降って、これから悪くなることが予報の中、いざ予選を迎えると中途半端に乾きだしたり小雨がぱらつくというレース泣かせの天候に振り回されていました。

タイヤのおいしいところも使いつつ、なかなか温まらないタイヤをいかにしていいコンディションの時に使うのか?ほんと難しい状況下でタイムアタックを強いられる結果となり、私もチームメイトも手を焼きました。

結果は17位、、結局同じところかと落胆し、予選は終了となりました。

レース: 日曜日はうって変わっていい天候の中のレースとなりました。

走り出す前に私は周囲に予選の順位が悪かったので、スタートで抜きまくって前に出る!と意気込みを周囲に話していました。そう、国江オーナーのおっしゃられた“レースを楽しんで来い!”の言葉と共に、、、、

今年のレースは正直あまりいい結果は残せていなかったのですが、いつもレースが始まるとスタートはよく決まる傾向は今までのPCCJの戦いだけでなくどの戦場でも私自身感じており、結構自信を持っていました。案の定今回もいい隙間を次から次へと探し出し、どんどん前へ、17位からスタートして数周目までには8位?くらいまで上がっていました。

レースは最初の位置決めが非常に重要で、そこからはタイヤの温存との戦いに徹する必要がありますが、今回は鈴鹿で10周ということもあり、比較的せめていました。

がむしゃらに走り、気が付いた時には#47Tad Jun Jun選手との一騎打ちへ、

我々2台は、非常にいい戦いをし、同時に後続を引き離しつつ、むしろ前方に少しづつ近づく集団を眺めながら、ペースを上げて追い上げていました。

心の中では、前に追いついてさらに別のレースの展開があると期待しながらわずかではあるものの前に見えている集団に近づいていました。本音ではたぶん追いついたらレースが終わるだろうなと思いつつ、、、笑

そんな中、終焉は突然訪れました。5週目のヘアピンコーナーで2台が接触し、お互い車を止めてしまいました。

非常に攻めた戦いゆえにお互い微塵の余裕もなく走り続けていた結果、わずかなブレーキの遅れが今回の接触になったという残念な結果になりました。

しかし、その中で得られた貴重な経験も多くあり、次へとつながる一筋の光明も見えたのもあり、今後の参考になったレースでした。」


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