【D1GP Rd.3 2017 TSUKUBA DRIFT】
6月24日(土)~25日(日)の二日間に渡り、D1GP第3戦が筑波サーキットで開催されました。
単独決勝では日比野選手が100.15の高得点を叩き出し、見事GULF S2000でのデビューウィンを果たしました。
【Result】
単⾛予選 10 位
単⾛ファイナル 1 位
総合 9 位
シリーズランキング 8 位(シード)
【日比野哲也選手レポート】
ニューマシンS2000 が念願のデビュー戦でした。勝つためだけに選んだ⾞両、細部に拘って作ったマシンなので、これまで以上に勝ちに拘りたいと思います。
◆マシンスペック◆
⾞両:ホンダ S2000
エンジン:2JZ 700 ⾺⼒
ミッション:TTI シーケンシャルミッション
⾞⾼調:RSR オリジナル
ブレーキ関係:プロジェクトミュー(キャリパー、ローター、パッド)
エアロ:ロケットバニー製フルエアロ
⾞両重量:1,100kg
〇⾦曜⽇練習⽇
路面:ドライコンディション
20 分×2 回の練習⾛⾏(1 枠4 周ほど)
シェイクダウンだったため、マシンとのフィーリング、性能チェック、ギア⽐のチェックを⾏いながらセッティングしていきました。⾜周りをお願いしているRSR さんにも来て頂き、スムーズにセットが進んでいきました。
切れ⾓のチェックではフルカウンターになるとアームが曲がり、アライメントが狂う問題が発覚し、それらをチームのみんなで対処していきました。
〇⼟曜⽇予選⽇
15 分×2 回の練習⾛⾏(1 枠3 周ほど)
DOSS をつけて練習するので⾛りの修正箇所を煮詰めて予選に望んだ。
“単⾛予選”
1 本⽬ ⾼得点狙う⾛りではなく、ミスのない⾛りを⼼がけ97.73 点をマークし、グループ暫定1 位。
2 本⽬ 点数を伸ばすために⾞速を上げ、振り返しを鋭く⾛りましたがDOSS エラーでやり直し…
この時点で予選2 位通過確定だったため、やり直しの3 本⽬は点数よりも追⾛先⾏で逃げ切るために⾞速をどこまで上げられるのかなどをテストして、先のことを考えました。
※今シーズンから単⾛予選は各グループの上位3 位までが勝ち上がり4 グループで計12 名が通過。次に残った選⼿の中から上位4 名が予選通過でき、合計16 名が決まります。
〇⽇曜⽇単⾛ファイナル、追⾛トーナメント
路面:ウェットのちドライコンディション
チェック⾛⾏ 15 分×1 回(3 周)
朝⼀のチェック⾛⾏はウェット路⾯でした。⾬は上がっていたので毎周コンディションが違い、セットに悩みました。
“単⾛ファイナル”
本番は完全にドライコンディション。単⾛優勝を狙っていたので、スピードよりも⾓度重視のスタイル
に変更しDOSS の⾼得点を狙いました。
結果、ミスなく⾛りきることができ100.15 点と100 点越え、単⾛優勝しました。
※単⾛ファイナルはシード選⼿8 名が加わり24 名で戦います。1 本⽬で上位8 位までに⼊った選⼿が2本⽬を⾛る必要がなく、タイヤを温存できる。2 本⽬で残りの8 名を選び
計16 名が追⾛トーナメントに進むことができる。
“追⾛トーナメント”
1 位で通過した僕は16 位の林選⼿が相⼿。⾞速差があることを理解していたので後追いでミスしないよう気をつけていました。しかし、まだ完璧に思い通りにニューマシンを操ることができずドリフトが戻ってしまい、そのマイナス点により負けてしまった。
勝ちに拘った甲斐あって確実に戦闘能⼒のあるマシンができました。
⾃分の運転を含め、今回⾒つかった改善箇所を⾒直し、さらに戦闘能⼒を⾼めて総合優勝を狙いたいと思います。
今後とも応援をどうぞよろしくお願いします。